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栃木県 栃木市城内町2-53-35
シックハウス症候群とは、住宅に使用される建材から発生する揮発性化学物質やダニ、カビなどが原因で体調不良または健康障害を引き起こす事と言われていますが、未解明な部分が多く、また様々な複合要因が考えられることから、俗名として『シックハウス症候群』と呼ばれています。
主な症状としては頭痛、喉の痛み、眼の痛み、呼吸器障害、皮膚炎などがありますが、 病気としてのメカニズムと治療法も未だ解明されていません。現在、住宅向けの建材メーカー、塗料メーカーなども、シックハウスの原因となるような物質を含まない商品を生産していますが、消費者も自ら安全、健康を確保する事を考えていく必要があるでしょう。
対策としては、
[ 1 ] ・・・ 自然素材を活用する(汚染物質を使わない)
[ 2 ] ・・・ 換気を心がける
ということが挙げられます。
シックハウスとは無縁の家とするために自然素材製品のご使用をお奨めします。
より健康に、より快適に暮らすための自然素材製品についてご紹介します。
白洲とは火山の噴火によって堆積した火山灰であり、珪酸、アルミナ(セラミックスの原料)などが主成分です。これを高温で処理し、綿花などの植物性の成分を混ぜたものが壁材として利用されています。成分の約7割が軽石状のもので、多孔質なため吸音性、調湿性、断熱性、耐火性に優れています。無害物質で作られているため、取り壊した場合でも廃材を自然の土に還すことが可能です。また、比較的クラックやひび割れにも強いという特徴も持っています。当社では高千穂シラス(株)のそとん壁、中霧島壁をお薦めしています。
漆喰(しっくい)とは消石灰に海藻糊(ツイマツ・銀杏草)と藁・スサ(麻繊維などを細かく切ったもの)を混ぜて合わせてペースト状ににしたものです。年月が経つにつれ石のように硬くなります。防火性が高いため、大事な家財などをしまっておく土蔵に使用されていました。、湿気を吸ったり吐いたりするので、シックハウスの原因となるカビなどがつきにくいという性質もあります。
珪藻土(けいそうど)とは珪藻という植物性プランクトンの死骸が長年にわたって海や湖の底に堆積し化石化したものです。主成分は二酸化珪素水化物で白色、黄色などの色があり、昔から、しちりんや煉瓦の原料として用いられてきました。吸水、調湿、吸着性に優れているほか、耐熱、耐薬、断熱、保温、遮音、吸音にも効果があります。
生石灰(きせっかい)と水を反応させ、クリーム状になったものを生石灰クリームといいます。生石灰クリームは漆喰と同様、空気中の炭酸ガスと反応して炭酸カルシウムとなって硬くなっていきます。現在は調合された生石灰クリームの既製品があり、作業性がよく多用な表現が出来るため用いられるようになりました。
天然漆(てんねんうるし)は漆の木の樹液を採取したもので、中国、日本が主な山地です。漆は耐水性や耐摩耗性に優れており、木目を生かした仕上げが出来ます。漆は、ペンキなどの塗料のように水分が蒸発し残った顔料と材料とが吸着するのではなく、水と化学反応を起こして漆自体が硬化するので、他にはない質感、独特の艶が出ます。また、殺菌抗菌効果も優れているといわれています。
柿渋(かきしぶ)はタンニンをたっぷり含んだ渋柿の絞り汁から作られます。色は艶かな茶褐色をしており、防水、防虫、防腐効果に優れています。また、柿渋自体は水性塗料ですが、一度乾燥すると水に強くなる性質があるため、水回りなどに適してます。発酵熟成しているので独特の臭いがあります。
自然塗料とは植物油、植物樹脂などを主成分とし、自然界に存在するものでつくられた塗料をいいます。化学製品と違い、環境や人体に負荷を与えない塗料として注目されています。日本では石油系溶剤や合成染料を使用している自然系(偽自然)塗料を含め、自然塗料と一括りで販売されていますが、自然塗料の先進国であるドイツでは、自然塗料と自然系(偽自然)塗料とは全く違ったものという認識が定着しています。当社ではプラネットカラーシリーズをお薦めしてます。
和紙は日本で古来より生産され、楮(こうぞ)、三椏(みつまた)などの植物の皮を原料として作られています。繊維を絡ませて漉くので意外に強く、少々引っ掻いた位では破けません。吸放湿性が高いので、クロスの代わりに使用される例が増えてきています。
通気性や吸湿、透湿性に優れ、自然の持つ風合いや暖かさを感じられるクロスです。抗菌性があり雑菌の繁殖やカビの発生を防ぐものや、農産廃棄物を原料として焼却処理時にダイオキシンを発生させない工夫をしているものなど、人と環境を考えた壁紙となっています。
羊の毛から出来た吸放湿効果が高い断熱材です。生物分解性であるため廃棄が容易で再利用も可能なため近年注目されています。防虫処理してあるものが多くなっていますが、環境に負荷を与えないよう処理されているものが多いようです。バージンウール100%のものバージンウールにポリエステルを混入したもの、リサイクルウールにポリエステルを混入したものなどがあります。
炭化コルク(たんかコルク)とはコルクチップを高温の水蒸気などで高熱処理し固めたものです。接着剤を一切使わずコルク自身のヤニ分のみで接着するので有害物質を含みません。振動遮断、弾力性に優れ、劣化しにくく、耐水、耐薬品性があり有毒ガスの発生もありません。
竹炭は竹を、木炭は樫などの広葉樹を窯で焼き炭化させたものです。多孔質なため湿気の多いときには湿気を吸収し、乾燥してくると吸収した水分を放出して室内の湿度を調整する調湿機能に優れています。また、室内汚染物質の原因となる化学物質などもよく吸着すると言われています。中でも竹炭は微細なパイプを重ねたような無数の穴があいており内部の表面積は1rで約700u(学校のプールの2倍)にもなるため(穴の表面積は備長炭の約2倍以上、吸収力は10倍以上)汚染物質の吸収効果が木炭に比べ高いといわれています。
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