ヤマサン木材有限会社

木材は住宅に最適の材料

　皆さんの中で多くの人は木材に温かみを感じていることは間違いないと思います。それは見た目が温かいと感じるということもありますが、実際に他の物質に比べ、熱を伝えにくいという性質があるためともいえます。コンクリートにおいては杉の１５倍、鉄は実に４８０倍も熱を伝えます。夏は涼しく、冬は暖かい木材の家は光熱費などのランニングコストも低く抑えることが可能です。

　また、木材には湿度が高くなると湿気を吸収し、低くなると放出して、廻りの湿度が一定になるよう自動的に調整する機能もあります。結露が付きにくく、ダニやカビの発生が抑えられることで、シックハウスとは無縁の家を造ることが出来ます。

　意外かもしれませんが、木材は燃えずらい性質も持っています。住宅の柱や梁などある程度表面積のあるものは、燃やすと表面は黒くなりますが、内部まではなかなか燃えません。これは木材表面に炭化層が出来て空気の流通が妨げられ、燃焼反応が起こりにくくなるからです。鉄の梁は５００〜８００度の熱が加わると自重だけで垂れてしまいますので、火事の際は危険だともいえます。

　木材は軽い割に強度があり、加工が容易に出来るため、住宅のデザインに広がりを持たせることができるほか、後々の増改築や修繕がしやすく、廃材として出た材料も古材として利用したりできるなど、住宅を建設する上でもっとも適している材料といえるのです。

　木材は人へも環境へも優しい材料であり、最良の住宅資材なのです。